作業服で人気のブルゾンとはどんな服?素材の特徴と選び方

建設や工場などで業務中の着用が義務付けられている作業服は、時代の移り変わりの中で様々な種類が作られています。中でも若い世代を中心に愛用する人が増加傾向にあるのがブルゾンの作業服です。そこで今回は、ブルゾンの作業服が選ばれている理由を解説すると共に、選ぶ時の見極めポイントについてわかりやすく紹介していきます。

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ブルゾンの定義と特徴

仕事やプライベートのファッションで着用している人の中には、ブルゾンの定義について正しく理解していない人も少なくありません。ブルゾンとは、フランス語で丈が短く裾や袖口部分を絞ったデザインの服という意味になります。

ヨーロッパや欧米など国によってそれぞれ定義は異なりますが、日本ではゴムやベルトを活用して裾や袖が絞られている上着が一般的です。女性に多いと言われる上半身が薄く華奢な見た目になりやすい、骨格ウェーブ体型をカバーできるスカートやズボンもブルゾンの一種と言われています。

他の衣服との違い

袖や裾が絞られた特徴的な見た目のブルゾンは、他の衣服と混同されやすく、間違った認識を抱いている人もたくさんいます。特に間違えられやすいと言われるのが、ジャンパー、ジャケット、コートです。ブルゾンとジャンパーについては明確な違いはなく、ファッション業界においてはほぼ同じ意味として使われることもあります。

細かい違いとして挙げられるのは、耐久性です。ブルゾンに比べてジャンパーは価格設定が低い分、耐久性が若干劣るため作業着として活用した時の寿命に差が出やすいと言われています。ジャケットも同様にブルゾン、ジャンパーと同種として扱われますが、利用するシーンが異なるのが特徴です。

ブルゾン、ジャンパーは日常利用に適しているのに対して、ジャケットはフォーマルなシーンで利用される衣服に分類されます。そのため、作業服として採用されるケースは少なめです。冬場の代表的な防寒着の一つ、コートは洋服の上に羽織るアイテムになります。

寒さや雨などから体を守ることを目的としているため、ブルゾンと全く別の物です。

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作業着で人気の種類

一口にブルゾンと言っても、種類によってそれぞれ特徴が異なります。作業着として比較的人気の高い種類がボアブルゾンです。モコモコとした素材のボアは、生地の厚みによって保温性が高められているため、寒い冬場の屋外作業で重宝されます。

見た目のボリューム感から、作業中の動きが制限されてしまうのではと不安を抱く人も少なくありません。実際は綿のように軽い素材なので重さを感じることもなく、軽快に動けます。

複数購入しやすい中綿ブルゾン

ボアと共にブルゾンで人気の高い素材の一つが中綿です。中綿はポリエステルや化学繊維を使って作られた人工綿のことを指します。ダウンジャケットに近い保温性の高さが特徴で、ボアと同様に冬場の屋外作業で大活躍するアイテムです。

化学繊維の採用によってコストダウンが実現されているため、数ある素材の中でも販売価格が低く設定されています。お気に入りのデザインを色違いで複数買いしても、経済的負担が少なくて済むのが魅力です。中綿は耐水性にも優れていて、多くの商品が撥水加工されているため、自宅の洗濯機で洗うこともできます。

状況に応じで着こなしを変えられるジップアップ

ジップアップブルゾンは、文字通りフロント部分に開閉可能なジッパーが付けられている作業着になります。建築現場や工場の仕事は危険が伴うため、原則業務中は肌の露出ができません。体の保護を目的に作られている作業着は、安全性を重視して気密性を高めていることで、夏場は中が蒸れやすくなります。

ジップアップブルゾンの作業着であれば、仕事中は閉じた状態で着用、休憩時間は前を空けて涼しく過ごすという使い分けが可能です。休憩のたびに服を着脱する必要がない手軽さが魅力と言えます。

デザイン性に特化したGジャン

Gジャンブルゾンは、仕事着であってもカッコ良く着こなしたいというオシャレ志向が強い人に向いています。デニム生地で作られたGジャンブルゾンは、種類の豊富さとデザイン性の高さで若い世代に人気です。デニムはオシャレアイテムとしての印象が強い素材ですが、1850年代にアメリカで作業用パンツとして作られたのが起源と言われています。

そのため、見た目のカッコ良さだけでなく耐久性も兼ね揃えているので、お気に入りのアイテムを長く愛用することが可能です。

ブルゾン作業着を選ぶポイント

いくつかあるブルゾン作業着を選ぶポイントの中で、特に重要となるのが着心地です。どんなに機能性に優れた服でも、着用した時に体にフィットしなければストレスを感じてしまいます。業務中に体を動かす仕事では、着心地の良し悪しが能率に影響するケースも少なくありません。

服の重量はもちろん、袖や裾の長さなども意識して決めることが重要になります。パッと見の印象だけでなく、実際に試着をして判断することが作業着選びの基本です。

長期利用を想定した耐久性

使用する素材によって、耐久性が大きく変化するのがブルゾン作業着の特徴の一つです。プライベートで着る洋服と違って、作業着は同じアイテムを繰り返し使うことも多いため、消耗が激しくなります。一般的な衣類の平均寿命は5年前後と言われていますが、作業着は半分の2年から3年程度です。

繰り返しの購入による経済的負担を抑えるためにも、デニムを始めとした耐久性に優れた素材を選択することが重要になります。

業務への影響を考慮した機能性

耐久性と合わせて考慮しなくてはいけないのが機能性です。作業着に求められる機能は働く環境によって異なります。パソコンの部品を始めとした精密機器の製造を仕事とする工場で働く人が意識しなくてはいけないのが静電気です。

作業着は気温の低下で空気が乾燥すると、静電気が発生しやすくなります。精密機器にとって静電気は大敵です。炭素やスチールなど導電性の高い繊維で放電効果が期待できる、帯電防止加工が施されているブルゾン作業着を選ぶ必要があります。

屋外での作業が中心の人は、通気性や冷感といった夏場の暑さ対策、冬場の寒さに耐える保温性を意識しなくてはいけません。

様々な見極めポイントから総合的に判断をする

従業員の判断で決められる企業が増えたことで、ブルゾン系のアイテムも増加傾向にあります。一口にブルゾン作業着といっても、値段はもちろん、機能や見た目のデザインまでメーカーによって特徴は様々です。作業着は値段の安さだけで判断をするのではなく、安全性や機能性といった仕事への影響も考慮しながら決めなくてはいけません。